ハイフ

2024.10.11 ハイフ

ハイフの効果が出るのはいつから?施術のタイミングや持続効果も解説


「ハイフは他のリフトアップの施術と何が違うの?」「ダウンタイムは少ない?」という疑問を抱えていませんか。

ハイフとは超音波を一点に集めて照射し、肌をリフトアップするための治療です。

今回は、ハイフに期待できる主な効果や、効果を長持ちさせるコツ、注意点などをご説明します。


ハイフ

ハイフとは

ハイフは、高密度焦点式超音波(High lntensity Focused Ultrasound)といい、虫眼鏡で太陽光を集めるように超音波を集中させ、SMAS筋膜へ熱エネルギーを届けます。

SMAS筋膜は「肌の土台」といわれ、真皮層のさらに下部となる皮下組織と表情筋の間に位置しています。


ハイフは肌の土台となるSMAS筋膜にアプローチすることにより、肌のたるみやしわなどを改善していきます。

また熱エネルギーの到達深度を設定でき、ピンポイントで狙った場所に照射できることから表皮へのダメージが抑えられ、ダウンタイムも少ないことが特徴です。


ウルトラセルQ+は点状(ドット状)、ウルトラセルQ+リニアは線状(リニア状)で照射します。

ドット状はピンポイントに熱を照射できるため、コラーゲンの変性によって新たにコラーゲンが生成され、全顔の治療に効果的といわれています。

一方、リニア状は広範囲に照射でき、脂肪を溶解させることから、特に二重あごに適している治療です。


ハイフで得られる主な効果

ハイフで期待できる主な効果として、以下のようなことがあげられます。


フェイスラインの引き締め

ハイフには、フェイスラインのリフトアップ効果が期待できます。

また皮下脂肪にもアプローチするため、顔が小さくなる効果も見込めます。

顎まわりがスッキリしたような印象になるでしょう。

当院の症例

20代女性 顎下や口横のたるみ

ハイフ症例

ウルトラセルQプラス リニアを2週間間隔で2回行いました。アゴ下やフェイスラインがとてもすっきりしています。

費用 ウルトラセルQプラス リニア 1回 33,000円(税込)
副作用・リスク 腫れ、赤みなど

ほうれい線の改善

年齢を重ねるごとに、ほうれい線などのしわは深く刻まれていきます。

ハイフでほうれい線にアプローチすることで、少しずつ目立たなくできる可能性があります。


将来のたるみの予防

ハイフによってたるみ治療をすることで、肌の土台SMAS層が将来薄く伸びてしまうことを予防できる可能性があり、将来のたるみを減らすことも期待できます。


その他、ダウンタイムの少ない施術をしたい、切らないたるみ取りに興味がある、脂肪吸引せずにたるみ取りをしたいという方にも適した治療です。


当院のハイフ治療については、「ウルトラセルQプラス」もご覧ください。


ハイフの効果が出るのはいつからか?

ハイフは、肌に熱が加わりコラーゲンが増えてたるみを改善していくため、コラーゲンが増える、施術から2ヵ月後くらいが効果を実感しやすい時期になります。

施術直後から効果を感じていただける患者さまもいます。

当院では、3ヵ月から6ヵ月に1回の間隔で受けていただくことを推奨しています。


ハイフの効果を長持ちさせるコツ

ハイフの効果をできるだけ長く継続させる方法として、主に以下のようなことが考えられます。


顔の構造・解剖をよく知っている施術者やクリニックで受ける

ハイフは、施術者によって効果が大きく変わる治療です。

顔の脂肪のつき方や、肌のたるみ具合、皮膚の厚さ、骨格はそれぞれの方で違うのでカスタマイズして照射していくことが大切となります。

SMAS層にしっかり熱を届け、減らしたい脂肪は減らし、頬こけがある場所は脂肪を減らさず引き上げる照射が必要となります。


当院では、院長が美容外科専門医であり顔の解剖を熟知しており、また看護師スタッフにも日々教育、トレーニングを行っています。

ハイフ施術時は、それぞれの方の顔を分析し、看護師と連携し施術を行っています。

ハイフは効果が高い治療ですが、解剖に詳しくない方が行うと神経を焼いてしまうリスクや、頬こけを悪化させてしまうこともあります。

リスクを回避するためにも、クリニック選ぶは重要です。


医療ハイフを選択する

ハイフには大きくわけて、「医療ハイフ」と「エステハイフ」の2種類があります。

医療ハイフは医師や看護師など、医療ハイフを熟知したスタッフが施術する治療です。


一方、エステハイフは非医療従事者など、知識や経験の浅い方が施術することもある治療となります。

実際にエステハイフは神経麻痺などの報告があることから消費者庁からも注意喚起されているため、施術は控えましょう。

ハイフを受ける際は医療ハイフを選択し、信頼のおけるスタッフから施術を受けることが大切です。


定期的に施術を受ける

ハイフは、1回の施術で効果を実感できる方もいますが、平均して2ヵ月後くらいに効果を実感される患者さまが多いです。

また肌のたるみは進行してしまうため、ハイフの効果は半永久的ではなく、定期的に施術を受けていただくことで期待した効果を得られやすいと考えられます。

当院では、3ヵ月~6ヵ月に1回の間隔で治療を受けていただくことを推奨しています。


他の施術を併用する

ハイフは単独の治療でもお悩みの症状にアプローチできますが、他の施術を組み合わせることによって、より効果的に肌のたるみや小じわ、ほうれい線などのお悩みにはたらきかけることが可能です。

併用する施術は、患者さまのお悩みの症状やお肌の状態などにより異なるため、詳しくは当院のスタッフへお尋ねください。


副作用と注意点

ハイフの経過や効果には個人差があります。

気になる症状がみられた場合には、医師へ相談しましょう。


副作用

腫れ、赤み

施術後、肌の腫れや赤みを生じることがあります。

脂肪が集中している部分に腫れを生じやすく、通常は1週間ほどで落ち着きます。


しびれ、神経損傷

SMAS筋膜など、肌には血管や神経が通っています。

施術する側の知識や技術不足により、まれに照射エネルギーや位置を誤り、神経を傷つけてしまう場合があります。

当院では、顔面の神経、および血管構造に精通したスタッフが患者さまの肌の状態を確認しながら、ハイフの出力を微調整して施術を行っています。


やけど、水ぶくれ

照射エネルギーが強すぎた場合、やけどや水ぶくれなどを引き起こす場合があります。

やけどや水ぶくれを起こすと、色素沈着につながる可能性があります。


注意点

洗顔・メイク・シャワーは当日から可能です。

長時間の入浴やサウナ、激しい運動はお控えください。

施術後は肌が敏感になっているため、十分な紫外線対策を行いましょう。


肌の赤みや腫れを生じることがあるため、大事なイベントの前には施術をおすすめしません。

ハイフの施術前後で他の施術を併用する場合は、事前にご相談ください。

また以下に該当する場合は、施術できない可能性があります。

必ず事前にご相談ください。

  • 妊娠中、授乳中の方
  • ケロイド体質の方
  • 極度の日焼けをしている方
  • ペースメーカーをつけている方
  • 治療部位に皮膚疾患がある方
  • 抗凝固剤を服用している方

<ウルトラセルQプラス>

  • 医薬品医療機器等法上の承認:未承認
  • 入手経路等:Jeisys Medical Inc.より、医師が個人輸入しております。
  • 国内の承認機器の有無:同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
  • 諸外国における安全性等に係る情報: 諸外国における安全性の評価としてCE(2018.7)、MFDS(2018.5)の認証を取得しております。

※個人輸入された医薬品等の使用リスクに関する情報はこちらのページをご覧ください。


料金

当院では、自由診療を行っています。

HIFU ウルトラセルQ+

ウルトラセルQ+ リニア 33,000円
ウルトラセルQ+ ハイフ 院長施術 143,000円
ナース施術 77,000円

肌のたるみが気になる方は、上野御徒町ファラド皮膚科へ

ハイフは肌のたるみや小じわ、ほうれい線や二重あごの改善などに効果が期待できます。

施術を受ける際は、エステハイフではなく、美容クリニックで取り扱っている医療ハイフを選択するようにしましょう。

また、定期的に施術を受けること、他の施術を併用することなどにより、ハイフの効果を持続できる可能性が高まります。気になる症状がある方は、当院へお気軽にご相談ください。


【上野御徒町ファラド皮膚科院長|上條 広章 監修】

この記事を書いた人

上條 広章

上野御徒町ファラド皮膚科 院長

上條 広章(かみじょう ひろあき)

  • 資格
    • 医学博士(東京大学大学院医学系研究科)
    • 日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
    • 日本美容外科学会(JSAS)認定 美容外科専門医
    • 日本レーザー医学会専門医
  • 所属学会
    • 日本皮膚科学会
    • 日本美容外科学会(JSAS)
    • 日本美容皮膚科学会
    • 日本レーザー医学会
  • 受賞歴
    • 第7回日本皮膚悪性腫瘍学会賞(石原・池田賞)
    • 第20回マルホ研究賞
    • Poster Prize, 47th Annual Meeting of European Society for Dermatological Research

略歴

2012年 東京大学医学部医学科 卒業
2014年 藤枝市立総合病院 初期研修 修了
2014年 東京警察病院 皮膚科
2016年 東京大学医学部附属病院 皮膚科
2019年 東京大学医学部附属病院 皮膚科 助教
アトピー性皮膚炎専門外来、皮膚悪性腫瘍専門外来、レーザー専門外来担当
2021年 都内大手美容外科 入職
2022年 都内大手美容外科 本院 部長
美容皮膚科治療監修を担当
2022年 上野御徒町ファラド皮膚科 開院

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